SAENM
SAENM(セーンモデル) は、実験ノートを時系列に沿って追加し、過去の試行を上書きせず、判断の流れごと残していく研究運用モデルです。
SAENM は Sequential Append-Only Experiment Notebook Model の略です。AIを活用することで試行の速度と量が増える中でも、何を試し、どの結果を受けて方針を変え、次に何を検証したのかを追える状態にすることを目指しています。
プロジェクトの目的
研究では、最終的な成果だけでなく、そこに至るまでの比較、失敗、判断の変化にも重要な知見があります。SAENMでは、一つひとつの実験を独立したノートとして追加し、実験同士のつながりを残します。
主な目的は次のとおりです。
- 長期間にわたる実験の経緯と現在地を把握しやすくする
- 過去の結果や判断を再利用し、次の実験を組み立てやすくする
- AIの提案と人間の判断を含め、研究の過程を振り返れるようにする
- 研究者、共同研究者、指導者の間で実験の背景を共有しやすくする
現在の状況
現在進めている論文化に向けた実験をはじめ、複数の研究でSAENMを実践しています。数か月にわたる実験でも、過去の判断をたどりながら現在地を整理し、次の検証へ進むために役立っています。
SAENMは完成した規格ではなく、実際の研究運用を通して整理を続けているプロジェクトです。